MissAV・nJAVは本当に安全?
無料AV動画サイトの危険性を、セキュリティ企業や法律事務所の情報をもとに解説します
MissAV・nJAV・SupJavとは?
MissAV、nJAV、SupJav、ThisAVなどは、著作権者の許可なくAV作品を配信している違法サイトです。 「無料で見られる」ことで人気ですが、その代償としてユーザーは様々なリスクにさらされます。
かつて最大手だったAvgleは2024年に閉鎖されましたが、同様のサイトは次々と登場しています。 MissAVはドメインを頻繁に変えて運営されており、現在も複数のドメインで稼働しています。
危険1: クリックしなくてもウイルス感染する
「怪しいボタンさえ押さなければ大丈夫」と思っていませんか? 実はそうではありません。
セキュリティ企業のKasperskyやESETによると、違法サイトにはページを開いただけでウイルスが自動ダウンロードされる仕組み(ドライブバイダウンロード)が仕込まれていることがあります。 ブラウザやOSの古いバージョンの弱点を突いて、ユーザーが何もしなくても感染してしまうのです。
もちろん、偽の再生ボタンや「ウイルスに感染しました」という偽警告をクリックさせて感染させる手口もあります。 これらは気をつければ避けられますが、ページを開いただけで感染するタイプは気をつけようがありません。
出典: Kaspersky「ドライブバイダウンロード攻撃とは?」 / ESET「アクセスするだけでも危険な海賊版サイト」
危険2: ログインしなくても、誰が見ているか記録されている
違法サイトにアクセスすると、あなたが会員登録やログインをしなくても、 サイト側はあなたのIPアドレスや端末の情報を記録しています。
さらに、ブラウザの種類・画面サイズ・インストールされているフォント・言語設定など、 ページを開くだけで自動で送信される情報を組み合わせると、Cookieを消しても同じ人だと識別される技術 (ブラウザフィンガープリント)があります。 Kasperskyの解説によれば、この技術は90%以上の精度で個人を特定できるほどです。
合法のサイトであれば、プライバシーポリシーがあり、情報を削除してもらう請求もできます。 しかし違法サイトには、そもそも問い合わせ先がありません。 一度記録された視聴履歴や個人を特定できる情報は、取り返すことも消してもらうこともできません。
出典: Kaspersky公式ブログ「ブラウザーフィンガープリントの仕組み」 / ドコモ あんしんセキュリティ「海賊版サイトは見るだけで危険?」
危険3: 被害は数ヶ月〜数年後にやってくる
「今までクレジットカードで不正請求が来たことがないから大丈夫」—— これも誤解です。
違法サイトに記録されたメールアドレスや個人情報は、 すぐに使われるのではなく、ダークウェブ(闇市場)で後から売買されることが多いからです。 攻撃者はまとまった量を集めてから販売するので、被害が出るのは数ヶ月〜数年先になります。
実際、2020年には約50万件のZoomアカウントがダークウェブで売買されていたことが報じられました。 個人の場合、よくある被害は以下のようなものです。
- -スパムメールや不審なDMが突然増える
- -「あなたのパスワードを知っている」という脅迫メールが届く
- -他のサービスで身に覚えのない不正ログイン通知
- -個人を狙ったフィッシング詐欺メール
厄介なのは、これらの被害が起きても「原因は数年前に見たあの違法サイトだった」とはまず気づけないことです。
出典: SKYSEA Client View「漏れたデータはどうなる?〜ダークウェブで売られ、攻撃に使われるまで〜」 / サイバーセキュリティ.com「Zoomアカウント50万件がダークウェブで売買」
危険4: 法律違反で処罰される可能性
2021年に著作権法が改正され、違法にアップロードされた動画をダウンロードする行為は刑事罰の対象になりました。 罰則は2年以下の懲役または200万円以下の罰金、あるいはその両方です(著作権法119条3項)。
ストリーミング視聴(保存せずに見るだけ)は現行法では対象外ですが、 トレントなどでダウンロードした場合は、プロバイダ経由で個人が特定され、 実際に損害賠償を請求された事例が法律事務所から報告されています。
出典: ベリーベスト法律事務所「違法動画は視聴のみでも逮捕される?」 / グラディアトル法律事務所「AVの違法ダウンロードはバレる?」
シークレットモードなら安全?
残念ながら、ほとんど何も防げません。Kasperskyの解説によると、シークレットモードが防げるのは 「ブラウザにローカルの閲覧履歴が残らない」ことだけです。 つまり「家族にバレにくくなる」だけで、セキュリティ面のリスクは通常モードと同じです。
| リスク | シークレットで防げる? |
|---|---|
| ウイルス・マルウェア感染 | 防げない |
| IPアドレスや端末情報の記録 | 防げない |
| サイト側の視聴履歴 | 防げない |
| フィッシング・詐欺広告 | 防げない |
| ブラウザに残るローカル履歴 | 残らない |
安全にAV動画を楽しむには
ここまで見てきたように、違法サイトのリスクは気をつけていても避けられないものがほとんどです。 一番の対策は「最初からアクセスしないこと」になります。
正規のAV動画配信サービスであれば、これらのリスクはありません。 FANZAはDMM.comが運営する国内最大のサービスで、以下のメリットがあります。
- -無料会員登録だけでサンプル動画が視聴可能
- -通信は暗号化(HTTPS)されており、決済の保証もある
- -クレジットカード明細には「FANZA」ではなく「DMM」と表示される
- -セール時は100円〜で購入でき、違法サイトのリスクに見合わない安さ
参考文献
- Kaspersky「ドライブバイダウンロード攻撃とは?攻撃の仕組みや回避方法を解説」
- ESET サイバーセキュリティ情報局「アクセスするだけでも危険な海賊版サイト。その特徴と感染リスク」
- Kaspersky公式ブログ「Webサイトはどのようにしてブラウザーフィンガープリントを手に入れるのか」
- Kaspersky「シークレットモードのメリットとデメリット」
- ドコモ あんしんセキュリティ「海賊版サイトは見るだけで危険?視聴するリスクを徹底解説」
- SKYSEA Client View「漏れたデータはどうなる?〜ダークウェブで売られ、攻撃に使われるまで〜」
- ベリーベスト法律事務所「違法動画は視聴のみでも逮捕される?」
- グラディアトル法律事務所「AVの違法ダウンロードはバレる?逮捕や損害賠償のリスクを解説」
- 著作権法 第119条第3項(令和3年改正)